



「クリオナって、どうすればもっと気持ちよくなれるの?」
「イきたいのにイけない…私のやり方が間違っているのかな?」
「自分でするのは気持ちいいけど、このままでパートナーとのセックスに影響はない?」
クリオナの方法について、そんな期待や不安を抱えている女性は少なくありません。
自分の身体を知り、快感を探求することは、とても自然で素晴らしいことです。
しかし、僕の経験上、多くの女性がインターネット上の断片的な情報に惑わされ、知らず知らずのうちに自分の大切な感度を鈍らせてしまう、間違った方法を実践してしまっているケースが後を絶ちません。
この記事は、単なる気持ちよくなるためのテクニック集ではありません。
僕が伝えたいのは、あなたの身体の感度を一時的な快楽で消費するのではなく、一生涯にわたって「育てていく」ための、本質的なクリオナの方法です。
この記事では、初心者の方でも安心して始められる基本から、オーガズムの質を格段に高めるための開発の秘訣まで、僕の持つ知識と経験を余すことなくお伝えします。
それと同時に、多くの方が陥りがちな「感度を鈍らせる危険なやり方」とそのデメリットについても、はっきりと警鐘を鳴らします。
この記事を最後まで読めば、あなたは自分自身を大切にしながら快感を探求し、パートナーとのセックスにも良い影響を与える、未来に繋がる本当のクリオナの方法を理解できるはずです。
- クリトリスの正しい場所と構造の理解
- 初心者でも安心してできる指での基本的なやり方
- オーガズムの質を高める性感開発のコツ
- 感度を鈍らせてしまう危険なNGな方法
- 間違ったクリオナがセックスに与える影響
- 自分に合ったローションやおもちゃの選び方
- 未来の快感のために自分を大切にする注意点

感度を高める正しいクリオナの方法
- まずはクリトリスの場所を正確に知ろう
- 初心者でも安心な指でのやり方の基本
- もっと気持ちいい刺激を見つけるコツ
- 自分が一番リラックスできる体勢とは
- オーガズムの質を高める開発の秘訣
まずはクリトリスの場所を正確に知ろう
感度を高める正しいクリオナの方法を実践する上で、全ての基本となるのが、クリトリスの正しい場所と構造を正確に理解することです。
「そんなの知っているよ」と思うかもしれませんが、僕の経験上、多くの女性がクリトリスを「外から見えている小さな突起部分」だけだと誤解しています。
しかし、それは氷山の一角にすぎません。
クリトリスは、実は体内に大きく広がっている、非常にパワフルな快感の源なのです。
まずは、その全体像をイメージしてみましょう。
クリトリスの全体像
クリトリスは、大きく分けて4つの部分から構成されています。
- クリトリス亀頭:膣口の上部にある、外から唯一見えて触れることができる部分です。神経が非常に集中しており、最も敏感な場所ですが、デリケートすぎるため、直接の強い刺激は痛みに繋がることもあります。
- クリトリス包皮:クリトリス亀頭を覆っている皮膚のヒダです。この包皮の上から優しく刺激するだけでも、十分に快感を得ることができます。
- クリトリス体:クリトリス亀頭から体内に向かって伸びている部分です。恥骨の裏側に沿うように存在しています。
- クリトリス脚:クリトリス体の根元から二股に分かれ、膣の両側を取り囲むように伸びている部分です。この脚の部分が、膣内からの刺激でもクリトリスが快感を感じる理由の一つと考えられています。
つまり、あなたが「クリトリス」として認識している点は、体内に広がる巨大な快感ネットワークの入り口に過ぎないということです。
この全体像を理解すると、アプローチの方法が大きく変わってくるのではないでしょうか。
例えば、亀頭だけをピンポイントで刺激するのではなく、その周りの包皮や、少し広い範囲を撫でるように刺激することで、より深く、広がりのある快感を得られる可能性があります。
クリオナの方法とは、単に一点を刺激する作業ではなく、この広大な快感エリア全体を探検し、自分だけの宝の地図を作り上げていくようなものなのです。
実際に自分の身体に触れる際は、まず鏡を使って、クリトリス亀頭と包皮の位置を視覚的に確認することから始めてみてください。
清潔な指で、まずは直接触れずに、まずはその周りを円を描くように優しく撫でてみてください。
クリトリス包皮の上から、そっと触れるだけでも十分に感覚があるはずです。
そこから少しずつ、自分が「心地よい」と感じる場所や強さ、リズムを探していくのです。
この探求のプロセスこそが、あなたの感度を育てるための最も重要なステップとなります。
初心者でも安心な指でのやり方の基本
クリトリスの場所を理解したら、次はいよいよ指を使った基本的なやり方に進みましょう。
初心者の方が陥りがちなのが、いきなり強い刺激を求めてしまったり、焦ってしまったりすることです。
しかし、大切なのはリラックスして、自分の身体の声に耳を澄ませながら、丁寧に進めていくことです。
僕がおすすめする、初心者でも安心な基本ステップをご紹介します。
ステップ1:準備とリラックス
まずは、心と身体がリラックスできる環境を整えることが何よりも重要です。
誰にも邪魔されない一人の時間と場所を確保しましょう。
部屋の照明を少し落としたり、好きな音楽をかけたりするのも良いですね。
そして、始める前には必ず手を綺麗に洗い、爪は短く切っておくことを忘れないでください。
デリケートな部分を傷つけないための、基本的なマナーです。
ベッドに横になり、深呼吸を数回繰り返して、全身の力を抜いていきましょう。
ステップ2:潤滑剤(ローション)を使う
指で直接触れると、摩擦で痛みを感じたり、肌を傷つけたりする原因になります。
それを防ぐために、必ず潤滑剤であるローションを使いましょう。
初心者の方には、水が主成分で、洗い流しやすい「水溶性ローション」がおすすめです。
たっぷりと指に取り、クリトリスとその周辺に優しく馴染ませてください。
潤滑があるだけで、指の滑りが格段に良くなり、より繊細な感覚に集中することができます。
ステップ3:刺激のバリエーション
準備が整ったら、いよいよ刺激を始めていきます。
ここでのポイントは、いきなりクリトリス亀頭を直接狙うのではなく、その周りから始めることです。
そして、刺激の種類を一つに限定せず、色々と試してみましょう。
- 撫でる:人差し指や中指の腹を使って、クリトリス包皮の上を、最初は円を描くように、そして縦方向に、優しく撫でてみます。
- たたく:指先で、トントンと軽くたたくような刺激も効果的です。強弱をつけて、反応を探ってみましょう。
- つまむ:クリトリス包皮を、親指と人差し指でごく軽い力でつまみ、優しく転がすように刺激します。
- 圧迫する:指の腹で、クリトリス全体をじわーっと圧迫し、ゆっくりと離す、というのを繰り返します。
大切なのは、常に「弱い刺激から始める」ということです。
そして、自分の身体がどう感じているかを丁寧に観察します。
「この動き、気持ちいいかも」「これは少し強すぎるかな」と感じながら、自分だけの快感の地図を広げていくのです。
焦る必要は全くありません。
オーガズムに到達することだけを目標にせず、まずは指の感触や身体の変化を感じるプロセスそのものを楽しむことから始めてみてください。
もっと気持ちいい刺激を見つけるコツ

基本的なやり方に慣れてきたら、さらに自分だけの「もっと気持ちいい刺激」を見つけるための、応用的なコツを探っていきましょう。
快感は、いつも同じではありません。
その日の体調や気分によっても、心地よいと感じる刺激は変化します。
マンネリを防ぎ、常に新鮮な快感を得るためにも、引き出しを増やしておくことは非常に重要です。
僕が考える、刺激探しのコツをいくつかご紹介します。
リズムとスピードの変化
ずっと同じリズム、同じスピードで刺激を続けていると、感覚が麻痺してしまいがちです。
気持ちよさが高まってきたら、少しスピードを上げてみたり、逆に一度ゆっくりとした動きに戻してみたりと、意識的に変化をつけてみましょう。
まるで音楽のようです。
静かなメロディから始まり、徐々に盛り上がっていき、クライマックスの直前で一度静寂が訪れる…といった緩急が、快感をよりドラマティックに演出してくれます。
高まってきたところで一度刺激を止め、快感の余韻を感じる「ストップ&ゴー」も非常に効果的です。
刺激する場所を広げる
意識をクリトリスだけに集中させるのではなく、その周辺エリアにも注意を向けてみましょう。
膣口の周りや、太ももの付け根、下腹部などをもう片方の手で優しく撫でてあげることで、快感が身体全体に広がりやすくなります。
特に、クリトリスの少し上、恥骨のあたりを手のひらでゆっくり圧迫しながらクリトリスを刺激すると、より深く、身体の奥から響くような快感を得られることがあります。
これは、クリトリスが体内に広がっていることを利用したテクニックです。
複数の指を使ってみる
指一本での刺激に慣れたら、二本、三本と使う指を増やしてみましょう。
例えば、一本の指でクリトリスを刺激しながら、もう一本の指で膣口を優しくなぞったり、軽く挿入してみたりするのも良いでしょう。
クリトリスと膣は神経で繋がっているため、同時に刺激することで、これまでに感じたことのないような相乗効果が生まれることがあります。
Vサインにした二本の指で、クリトリスを挟むように刺激するのもおすすめです。
これにより、より広い範囲を一度に刺激することができます。
一番のポイントは、「探求心」と「遊び心」を忘れないことです。
「こうしなければならない」という正解はありません。
あなた自身の身体が、最高の教科書です。
色々な方法を試しながら、自分が本当に心地よいと感じる刺激のバリエーションを、宝探しのように見つけていってください。
自分が一番リラックスできる体勢とは
クリオナの方法において、指の動きや刺激のテクニックと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが「体勢」です。
身体が緊張していたり、力が入っていたりすると、快感を感じるための神経がうまく働きません。
また、体勢によってはクリトリスに触りにくかったり、腕が疲れてしまったりすることもあります。
自分が心身ともにリラックスでき、かつ、楽にセルフプレジャーに集中できる体勢を見つけることは、オーガズムへの近道と言えるでしょう。
僕の経験上、おすすめの体勢をいくつかご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
仰向け(基本の姿勢)
最もオーソドックスで、多くの人がリラックスしやすいのが仰向けの体勢です。
膝を軽く曲げて足を開くことで、クリトリス周辺にアクセスしやすくなります。
この時、腰の下にクッションや丸めたタオルを置くと、骨盤が少し持ち上がり、さらに触りやすくなるのでおすすめです。
全身の力を抜いてベッドに身体を預けられるため、リラックスしやすいのが最大のメリットです。
横向き
身体の側面を下にして、胎児のように少し丸くなる体勢です。
この体勢は、身体が何かに包まれているような安心感を得やすく、リラックス効果が高いと言われています。
足を少し曲げて、上の手でクリトリスを刺激します。
仰向けではどうしても力が入ってしまう、という方は試してみる価値があるでしょう。
うつ伏せ
ベッドや布団にうつ伏せになり、身体の重みを利用してクリトリスを刺激する方法です。
枕やクッションをクリトリスの下に置き、腰を揺らすようにして刺激します。
直接指で触れるのとはまた違った、じわじわと広がるような快感を得られるのが特徴です。
指での刺激が強すぎると感じる方や、間接的な刺激を好む方には特におすすめできます。
座った体勢(あぐらや開脚)
ベッドの背もたれや壁に寄りかかって座り、あぐらをかいたり、足を開いたりする体勢です。
上半身が起きているため、自分の手元が見やすく、刺激のコントロールがしやすいというメリットがあります。
鏡を足元に置けば、自分の身体がどう反応しているかを目で確認することもでき、新たな発見があるかもしれません。
どの体勢を選ぶにしても、一番大切なのは「あなたが心地よいと感じるか」どうかです。
肩や首に力が入っていないか、呼吸が浅くなっていないか、時々チェックしてみてください。
深呼吸を意識するだけでも、リラックスの度合いは大きく変わります。
完璧な一つの体勢を見つけるというよりは、その日の気分に合わせていくつかの体勢を使い分けるくらいの、気軽な気持ちで試してみるのが良いでしょう。
オーガズムの質を高める開発の秘訣
クリオナの方法をマスターしていくと、単にオーガズムに到達するだけでなく、その「質」を高めたい、もっと深く感じてみたい、という欲求が生まれてくるかもしれません。
オーガズムは、毎回同じではありません。
身体の表面だけで感じる浅いものから、全身が震えるような深いものまで、様々なレベルが存在します。
ここでは、あなたの感度をさらに「開発」し、オーガズムの質を高めるための秘訣についてお話しします。
これは、快感を一過性のものにせず、あなたの性感全体を豊かにするための投資とお考えください。
「止める」勇気を持つ(エッジング)
オーガズムの質を高める上で、最も効果的なトレーニングの一つが「エッジング」と呼ばれるテクニックです。
これは、オーガズムの絶頂に達する直前で、意図的に刺激を止めたり、弱めたりすることを指します。
「もうイきそう!」という瞬間に、ぐっとこらえるのです。
すると、高まった性的エネルギーが行き場を失い、身体の中に溜め込まれます。
これを数回繰り返してから、最後にオーガズムを迎えると、普段よりも遥かに強く、深く、そして長い快感の波を体験することができます。
最初は我慢するのが難しいかもしれませんが、この「焦らし」こそが、快感のポテンシャルを最大限に引き出す鍵となります。
意識を全身に向ける
クリオナをしている時、意識がクリトリスという一点だけに集中しすぎていませんか。
オーガズムの質を高めるためには、その意識を全身に広げることが重要です。
快感が高まってきたら、足先がジンジンする感覚や、お腹が温かくなる感覚、呼吸が速くなる感覚、胸のドキドキなど、クリトリス以外の場所で起きている身体の変化にも注意を向けてみてください。
オーガズムは、クリトリスだけで起きている現象ではなく、全身が関与する壮大な交響曲のようなものです。
意識を広げることで、快感が身体中に伝播していくのを感じられるようになり、より一体感のある、深いオーガズムに繋がります。
呼吸を止めない
快感が高まってくると、無意識のうちに息を止めてしまっている人が多くいます。
しかし、これは身体を緊張させ、快感の流れを妨げてしまう原因になります。
オーガズムには、大量の酸素が必要です。
意識的に、「ハァー」と長く息を吐くことを心がけてみてください。
息を吐くことで、身体の力が抜け、骨盤底筋がリラックスし、快感をより受け入れやすい状態になります。
深い呼吸は、性的エネルギーを全身に巡らせるためのポンプの役割を果たしてくれるのです。
これらの秘訣は、一朝一夕にマスターできるものではないかもしれません。
しかし、焦らず、自分の身体と対話するように、楽しみながら続けてみてください。
あなたの身体には、あなたがまだ知らない、素晴らしい快感の可能性が眠っているのです。
間違ったクリオナの方法が招く危険性
- その刺激は危険?感度を鈍らせるデメリット
- パートナーとのセックスに与える影響
- イけない原因は間違ったやり方かも
- ローションやおもちゃの正しい選び方
- 自分を大切にするための注意点
その刺激は危険?感度を鈍らせるデメリット
クリオナの方法を探求することは素晴らしいことですが、一方で、間違った方法を続けてしまうと、あなたの最も大切な「感度」を著しく鈍らせてしまう危険性があることを、僕は強く警告しなければなりません。
一時的な強い快感と引き換えに、将来の繊細な快感を感じる能力を失ってしまう…そんな悲しいことにならないために、感度を鈍らせるデメリットとその具体的な原因について、しっかりと理解しておきましょう。
感度が鈍る、医学的には「性的感度の低下」と呼ばれる現象の最大の原因は、「過剰な刺激への慣れ」です。
クリトリスは非常に敏感な器官ですが、常に強すぎる刺激に晒されていると、その刺激に慣れてしまい、弱い刺激では反応しにくくなってしまうのです。
これは、大きな音を聞き続けると小さな音が聞こえにくくなるのと同じ原理です。
具体的に、感度を鈍らせる危険性が高いNGな刺激とはどのようなものでしょうか。
- 常に最強の刺激を求める:特に電動マッサージャー(電マ)や吸引タイプのバイブなど、強力なおもちゃを使う際に、常に最強モードでなければ満足できない状態は非常に危険です。
- クリトリス亀頭への直接的で強い刺激:前述の通り、クリトリス亀頭は非常にデリケートです。ここを指や爪で強くこすり続けたり、シャワーを至近距離から直接当てたりする行為は、神経を麻痺させる原因になります。
- 痛みや不快感を我慢する:少しでも「痛い」「不快だ」と感じるのに、「気持ちよくなるためだから」と我慢して刺激を続けるのは絶対にやめてください。痛みは、身体が発している明確な拒絶サインです。
- 長時間、同じ刺激を続ける:どんなに心地よい刺激でも、何時間も延々と続けていると、感覚は麻痺していきます。
一度鈍ってしまった感度を、元の状態に戻すのは非常に困難な場合があります。
最初は指の優しい刺激で感じていたのに、次第にそれでは物足りなくなり、もっと強いおもちゃ、もっと激しい刺激へとエスカレートしていく…。
この悪循環に陥ってしまうと、最終的にはパートナーの指やペニスといった、人の身体による自然で温かみのある刺激では、全く感じることができない身体になってしまう可能性があるのです。
目先の強い快感に飛びつくのではなく、あなたの身体が本来持っている繊細な感度を、大切に守り、育てていくという視点を決して忘れないでください。
パートナーとのセックスに与える影響
間違ったクリオナの方法がもたらす問題は、あなた一人の感度の低下だけに留まりません。
それは、パートナーとのセックスにおける、深刻なすれ違いや悩みの原因に直結する可能性があります。
僕がこれまで見てきた中でも、この問題で悩むカップルは非常に多いです。
最も典型的な影響は、「セルフプレジャーではイけるのに、セックスではイけない」という状態です。
特に、強力なバイブや特定の強い刺激に慣れてしまった身体は、人間の指や舌、ペニスによる刺激を「物足りない」「弱い」と感じてしまいます。
あなた自身は、パートナーのことが大好きで、セックスを心から楽しみたいと思っているのに、身体だけが反応してくれないのです。
この状況は、双方にとって辛いものです。
あなたは「感じてあげられなくて申し訳ない」という罪悪感に苛まれ、演技をしてしまうかもしれません。
一方、パートナーは「自分のテクニックが下手なのだろうか」「彼女を満足させられない」と自信を喪失し、プライドが傷ついてしまうでしょう。
このようなすれ違いは、二人の間のコミュニケーションを気まずくさせ、セックスそのものを避ける原因にもなりかねません。
クリオナは、本来、セックスをより豊かにするための素晴らしいツールであるはずです。
自分の身体の感じ方を知ることで、パートナーに「こうしてほしい」とリクエストできるようになり、二人の快感を高めることに繋がります。
しかし、そのやり方を間違え、あまりにもかけ離れた強い刺激に慣れてしまうと、逆にセックスの満足度を著しく下げてしまうという、皮肉な結果を招いてしまうのです。
また、クリトリスでのオーガズムに特化しすぎると、膣での快感や、パートナーとの一体感、情緒的な繋がりといった、セックスが持つ他の素晴らしい側面を感じにくくなってしまう可能性も指摘されています。
あなたのクリオナは、パートナーとのセックスからあなたを孤立させるものであってはなりません。
常に、二人の関係性を豊かにするという視点を持ち、自分の身体と向き合うことが大切です。
もし、すでに「セックスで感じにくい」という悩みを抱えているのであれば、一度、普段のクリオナの方法を見直してみる必要があるのかもしれません。
イけない原因は間違ったやり方かも

「クリオナを試しているのに、なかなかオーガズムに達することができない…」
「気持ちいい感じはするけれど、あと一歩が超えられない」
このような「イけない」という悩みも、実は間違ったやり方が原因である可能性が非常に高いです。
多くの人は、「イけない」のは刺激が足りないからだと考え、さらに強く、速く、激しく刺激しようとします。
しかし、僕の視点では、多くの場合、その逆が真実です。
つまり、**刺激が「強すぎる」あるいは「間違っている」ために、身体がリラックスできず、オーガズムへの扉を閉ざしてしまっている**のです。
イけない原因となりうる、代表的な間違ったやり方を見ていきましょう。
焦りとプレッシャー
最も大きな原因は、心理的なものです。
「早くイかなきゃ」「オーガズムってどんな感じなんだろう」と、頭で考えすぎてしまうと、身体は緊張状態になります。
オーガズムは、コントロールしようとすればするほど、遠ざかっていくものです。
結果を求めるのではなく、まずはプロセス、つまり指の感触や身体の微細な変化を感じることに集中し、リラックスすることが何よりも大切です。
刺激の単調さ
ずっと同じ場所を、同じ強さ、同じリズムで刺激し続けていませんか。
身体はすぐにその刺激に慣れてしまい、快感が頭打ちになってしまいます。
前の章で述べたように、刺激の強弱、スピード、場所を色々と変えながら、身体が飽きないように「揺さぶり」をかけることが、クライマックスへの坂を上り続けるためのコツです。
クリトリス亀頭への集中攻撃
敏感なクリトリス亀頭だけを、いきなり直接的に強くこすり続けるのは、逆効果になることが多いです。
最初は気持ちよくても、すぐに感覚が麻痺したり、痛みに変わってしまったりします。
まずはその周りの包皮や、広い範囲を優しく刺激し、十分に身体が温まってきてから、核心にアプローチするのが正しい順番です。
もしあなたが「イけない」ことに悩んでいるのなら、一度「もっと強く」という発想を捨ててみてください。
そして、「もっと優しく」「もっとゆっくり」「もっと丁寧に」自分の身体と対話することから、もう一度始めてみてはいかがでしょうか。
力を抜いて、呼吸を深くし、ただただ身体の感覚に身を委ねる時間を持つこと。
そのリラックスした状態こそが、オーガズムが自然と訪れるための、最高の土壌となるのです。
ローションやおもちゃの正しい選び方
クリオナの方法を豊かにしてくれるローションやおもちゃは、正しく選んで使えば、あなたの心強い味方になります。
しかし、選び方を間違えたり、使い方に頼りすぎたりすると、感度を鈍らせる原因にもなりかねません。
ここでは、あなたの感度を守り、育てるための、賢い選び方と付き合い方についてお話しします。
ローションの選び方
ローションは、摩擦を防ぎ、デリケートな肌を守るために必須のアイテムです。
選ぶ際のポイントは、成分と粘度です。
- 水溶性ローション:水が主成分で、最も一般的です。べたつかず、水やお湯で簡単に洗い流せるため、初心者の方や衛生面が気になる方に最適です。保湿成分配合のものを選ぶと、肌にも優しいでしょう。
- シリコン性ローション:乾きにくく、潤滑性が長時間持続するのが特徴です。ただし、シリコン製のおもちゃとは相性が悪く、おもちゃを劣化させる可能性があるため、併用は避ける必要があります。洗い流す際には、石鹸が必要です。
僕としては、まずは扱いやすい「水溶性」から試してみることをお勧めします。
肌に直接つけるものですから、パラベンフリーや無香料・無着色など、成分にこだわって選ぶとより安心です。
おもちゃの選び方と付き合い方
セルフプレジャー用のおもちゃ(大人のおもちゃ)は、今や多種多様なものが存在します。
しかし、初心者がいきなりパワフルなものを選ぶのは、感度低下のリスクを高めるため、慎重になるべきです。
選ぶ際のポイントは、「刺激の強さを細かく調整できるか」どうかです。
弱い振動から、非常に細かくレベルを調整できるものが理想的です。
いきなり最強モードで使うのではなく、必ず一番弱いレベルから試し、あなたの身体が心地よいと感じる強さを見つけてください。
特に注意が必要なのは、近年人気の「吸引タイプ」のバイブです。
非常に強い快感を得やすい反面、その局所的で強力な刺激に慣れてしまうと、他の刺激では満足しにくくなるリスクが最も高いおもちゃの一つです。
おもちゃは、あくまであなたの指の代わりや、刺激のバリエーションを増やすための「補助具」と考えるのが賢明です。
おもちゃでしかイけなくなる、という状態は避けるべきです。
普段は指でのセルフプレジャーを基本とし、おもちゃは時々、気分を変えたい時に使う「スペシャルアイテム」として位置づけるのが良いでしょう。
そして、使用後は必ず専用のクリーナーか石鹸で洗浄し、清潔に保管することを徹底してください。
正しい知識を持って、賢く付き合うこと。
それが、便利なツールを、あなたの快感を損なう凶器に変えないための、大切な心構えです。
自分を大切にするための注意点
これまで、クリオナの方法における様々なテクニックや知識についてお話ししてきましたが、最後に、そして最も重要だと僕が考えるのは、「自分を大切にする」という心構えです。
クリオナは、単なる性欲処理の行為ではありません。
それは、あなた自身が自分の身体と向き合い、自分を愛し、慈しむための、神聖な時間であるべきだと、僕は考えます。
そのために、心に留めておいてほしいいくつかの注意点があります。
清潔を保つこと
基本中の基本ですが、セルフプレジャーの前後は、必ず手を洗い、身体を清潔に保つことを徹底してください。
デリケートゾーンは非常に感染に弱い場所です。
自分を大切にする第一歩は、身体を清潔に保つことから始まります。
おもちゃを使う場合も同様に、使用前後の洗浄と清潔な保管を心がけましょう。
身体の声を聞くこと
もし、少しでも痛みや違和感を感じたら、すぐに行為を中断する勇気を持ってください。
「これくらいなら大丈夫だろう」と我慢することは、身体への裏切り行為です。
痛みは、あなたの身体が発している「やめて」というサインです。
その声に、真摯に耳を傾けてあげてください。
気持ちよさよりも、身体の安全と快適さを、常に最優先に考えましょう。
自分をジャッジしないこと
「うまくイけない」「感じるべきなのに感じない」といった形で、自分自身を評価したり、責めたりするのはやめましょう。
快感に、正解や平均点などありません。
あなたの感じ方、あなたの身体が、唯一無二の正解です。
オーガズムに到達することだけが目的ではありません。
自分の身体に触れ、その温かさや柔らかさ、そして微細な反応を感じる、そのプロセス自体が尊い時間なのです。
他人と比較せず、昨日の自分とも比較せず、ただ「今の自分」の身体の感覚を、ありのままに受け入れてあげてください。
クリオナは、究極のセルフラブ(自己愛)の実践です。
あなたがあなた自身の身体を大切に扱い、愛情を持って触れることができれば、そのポジティブなエネルギーは、あなたの自己肯定感を高め、日常生活のあらゆる側面に良い影響を与えてくれるでしょう。
そして、自分を大切にできる人こそが、パートナーからも本当に大切にされるのです。
そのことを、決して忘れないでください。
未来の快感に繋がるクリオナの方法
-
- クリオナの方法は未来の感度を育てる意識が重要
- クリトリスは見える部分だけでなく体内に広がる
- 基本はリラックスし潤滑剤を使い指で優しく
- リズムや場所を変え快感のマンネリを防ぐ
- オーガズムの質はエッジングや呼吸で高まる
- 強すぎる刺激は感度を鈍らせる最大の原因
- 間違った方法はパートナーとのセックスに悪影響を及ぼす
- イけない原因は刺激の強すぎや焦りかもしれない
- ローションは水溶性、おもちゃは補助具と心得る
- 吸引タイプなど強力なおもちゃへの依存は特に危険
- 痛みや不快感は身体からの危険信号
- 清潔を保ち自分をジャッジしないことが大切
- クリオナは究極のセルフラブの実践
- 正しい知識があなたの一生の快感を守る
- 自分の身体と対話し楽しみながら探求しよう


